英語版クイズをもとにAIで日本語で作成しました。出典は日本語版ウィキペディアにリンクしています。
言葉がどこから来たのかを探る語源学は、言語学の中では主流ではないものの、比較言語学や辞書づくりを支えてきた学問です。日本でも『古事記』『日本書紀』の地名伝承から、契沖や賀茂真淵、本居宣長ら国学者の研究、明治の『言海』編纂まで、語源をめぐる長い歴史があります。 このクイズでは、日本語の語源研究史に加えて、「ロボット」という言葉の誕生と広がりを取り上げます。チェコの戯曲で生まれた造語がどう翻訳され、どう意味を変えていったのか、世界と日本の機械人形の歴史とあわせて問います。 言葉の由来に強くなれる全{n}問です。
全30問の答えと解説。クイズで遊ぶ
Q 011920年に戯曲『R.U.R.』で「ロボット」という言葉を初めて用いた作家は?
カレル・チャペック
この戯曲のロボットは化学的合成で原形質から作られた存在で、現在のSFで言うバイオノイドにあたる。
Q 02言語学的な根拠のない語源説を何と呼ぶ?
民間語源
日本語や朝鮮語のように同系統の言語が確認されていない言語では、語源の説明に強引なこじつけがされやすい。
Q 03大槻文彦の『言海』の増補改訂版として昭和に出た辞書は?
『大言海』
増補改訂版は語源の記述が大幅に充実しており、大槻の語源研究は語の歴史的用法を明らかにすることから導かれた。
Q 04「ロボット」の元になったチェコ語robotaの意味は?
強制労働
この語はもともと古代教会スラブ語で隷属を意味し、スロバキア語の別の語と合わせて造語が作られた。
Q 05日本でカタカナ表記の「ロボット」が普及したのはいつ以降?
第二次世界大戦以降
1923年の翻訳本では原語に漢字の訳語が当てられており、カタカナ表記の定着には時間がかかった。
Q 06語源学の成果が利用される、言語の系統を調べる学問は?
比較言語学
語源学はラテン語でetymologiaと呼ばれ、語の由来や借用の時期、意味や形の変化を探る学問である。
Q 071923年の日本語訳で翻訳者の宇賀伊津緒はrobotをどう訳した?
人造人間
この訳語は書名にも採用され、原語をそのままカタカナ表記した形が普及したのはずっと後のことだった。
Q 08語の由来への興味や関心を指す言葉は?
語源意識
語の由来を表す「語源」は「語原」と表記されることもある。
Q 09ヨーロッパで1930年代中頃から「ロボット」はどんな意味で使われ始めた?
自動化
ドイツのカメラメーカーが1934年に発売したカメラに『ROBOT』と名付けたのも、この用法の表れである。
Q 101981年に語源研究を目的として発足した研究会は?
日本語語源研究会
かつてのような異彩を放つ語源学は学会の研究発表から姿を消しつつあるが、語源学そのものが衰退したわけではない。
Q 11ドイツ語で「放浪する言葉」を意味する語源学の用語は?
Wanderwort
交易などを通じて異なる言語でも似た語になったもので、茶やワイン、小麦、銅、銀、蜂蜜などが例に挙げられる。
Q 12「国語に霊力が宿っている」という信念とともに国学者の間で盛んになった説は?
音義説
この説は語源の一種、あるいは語源と似たものとして、音象徴と並んで挙げられる。
Q 13契沖が歴史的仮名遣の礎を築いた著作は?
『和字正濫鈔』
契沖には語源随筆『円珠庵雑記』もあり、仮名遣いを推定する際に語源を参照していた。
Q 14大槻文彦が『言海』で辞書編纂の絶対条件とした要素は何種?
Q 21鈴木朖が『雅語音声考』の冒頭に掲げた一文は?
「言語ハ音声也」
鈴木朖は「ほととぎす」「うぐいす」「からす」の「ほととぎ」「うぐい」「から」が鳴き声であることを示した。
Q 22鈴木朖は『雅語音声考』で音象徴による語構成の言葉を何種に分類した?
4種
分類は「鳥獣虫ノ声」「人ノ声」「万物ノ声」「万ノ形・有様・意・シワザ」で、鳴き声に由来する鳥の名が具体例とされた。
Q 23仙覚の『萬葉集註釈』で「同じ行で音が相通ずること」を指す用語は?
五音相通
同じ段で音が相通ずることは同韻相通と呼ばれ、どちらの説明も当時の辞書類に散見される。
Q 24語源学(ごげんがく)をラテン語では何という?
5種
絶対条件は「発音」「語別」「語源」「語釈」「出典」で、語源説の多くは谷川士清や本居宣長の著作を参照していたという。
Q 15『日本釈名』で「自語」「転語」「略語」など8種の要点を示した学者は?
貝原益軒
この8種による理論的な整理は、『和句解』の説を少なからず取り入れつつも、実証的な裏付けに欠けていたとされる。
Q 16新井白石が異文化への視線を持って日本語研究に取り組んだ著作は?
『東雅』
この著作は知識を綯い交ぜる傾向から誤りも少なくないと評される。
Q 17『和句解』や『歌林撲樕』で語源説を記した江戸時代の歌人は?
松永貞徳
『和句解』の説は後に『日本釈名』にも少なからず取り入れられた。
Q 18本居宣長が『古事記伝』で語義未詳の語に付した注記は?
「名義未思得ず」
宣長は語源を探るより古人の使用法を知るべきだと考え、牽強付会な語義解釈を放棄した。
Q 19最古の語源辞典とされる書物は?
『名語記』
歌合の判定をめぐる歌学書でも、古語の解釈のために語源が論じられていた。
Q 20賀茂真淵が『語意考』で示した、語形の変化で語義を説明する方法論は?
延約通略
この方法論は後の日本語研究に応用される一方、語形を恣意的に操作する牽強付会な語源説も生み、それを正す研究書も出た。
etymologia
英語ではetymology。ある語が何に由来し、いつ借用され、意味や形がどう変化したかを探る学問で、成果は言語の系統を調べる研究にも生かされる。
Q 25近現代の語源学にとって最重要課題とされるのは?
日本語の起源の解明
この問題では、国語学や言語学とは専門を異にする学者たちが専門の言語学者と対等に論争することもあったが、日本語系統論は依然として混沌としている。
Q 26語源は「語の始まり」であるため、見方によっては何の一部とされる?
語史
ただし語の意味、発音、表記は時と共にしばしば変わるため、語源がいつも明らかとは限らない。
Q 27本居宣長の日本語研究は、集積された用例に基づきどのように行われた?
帰納的
その功績として「上代特殊仮名遣の発見」「字余りの法則の発見」「係り結びの法則の発見」などが取り上げられる。
Q 28日本語と同様に、同系統の言語が未だ確認されていないとされる言語は?
朝鮮語
同系統の言語が見つかっていない言語では、語源の説明にしばしば強引なこじつけが入り込みやすい。
Q 29語源にまつわる説話を含む書物として挙げられるのは?
『古語拾遺』
学問的な立場から語源を考える姿勢は主として注釈書に見られ、『日本紀私記』にも語源を説いている記事がある。
Q 30『日本書紀』に地名伝承が記されている地名は?
松浦
同書には彦波瀲武鸕鶿草葺不合尊の神話も収められ、『古事記』や『風土記』とともに神名や地名の由来を説明する記述が散見される。